1. ネパール現地事業 - 目標:6万本の植樹! –
1-1. ダウラギリ・プロジェクト
1-1-1生活林づくり推進します(JICAからご支援を頂いております)
ダウラギリ地域の位置
- ① 今年度6万本の育苗を目指し、苗畑育成を推進します。
- ② 植林地をまもるフェンスを建設します。
- ③ 植林地を調査・決定します。
- ④ 苗畑管理人のリーダーシップのもと、山村民みずから植樹します。
1-1-2人間の共助・共存思想【里山:SATOYAMA】の紹介をします
- ① ヒマラヤ山麓植樹100万本達成をする見込みとなった今年、6月5日の世界環境デーに
ヒマラヤ保全協会事業村で記念会を開催します。 - ② 会では、ネパールの政府関係者、森林局の要人など、内外の方に[里山:SATOYAMA]
イニシアティブという自然と人間との共助・共存の取り組みを紹介します。
1-1-3【KJ法】の活用
- ① ヒマラヤ保全協会カウンターパートNGO:IHCNスタッフにKJ法を伝えます。
- ② 現地事業モニタリングおよびミーティングの際、KJ法を利用した活動を推進します。
1-1-4各事業村の【未来構想】形成
- ① 事業村にいって、ミーティングを開催し、村民の意見をKJ法で集めます。
- ② 出された意見をグルーピングし、各事業村独自の未来構想を形成して行きます。
1-1-5生活改善・収入向上事業の推進
織物事業(現在約7–8割強達成)
- ① 他団体との協力関係構築後の状況を調査します。
- ② 大量な需要にも応えられるような供給体制の構築を図ります。
- ③ 市場との関係構築の強化をし、ハンドオーバー後の自立を目指します。
紙漉き事業(現在約5-6割達成)
- ① 生産物の品質向上を指導します。
- ② 市場視点からの商品開発を指導します。
- ③ 経営・マーケティング指導をします。
養蜂事業(現在約3-4割達成)
- ① 昨年度の養蜂トレーニング後の養蜂家達の状況を調査します。
- ② 問題点をシェアし、改良点を洗い出します。
- ③ リフレッシュトレーニングを開催(ベガ村)し、技術を身につけます。
- ④ 市場への販売を目指し調整を続けます。
1-2. ソルクーンブ・プロジェクト
- ① カリコーラ村の苗畑育成事業は、3万本を超える苗木の育成をします。
- ② 育成した苗木は2014年8月までに村民みずから植樹します
(ソルクーンブ植林プロジェクトは今年度の植樹によって終了となります。
国内事業
2-1. 組織基盤の強化に関する事業
会の活動基盤である会員の増強、的確な情報発信、各種事業への参加の促進、顔の見える事業地域の人々との交流などに取り組みます。
2-2. 国際交流・理解促進事業
ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクールを2015年2月(予定)に開催します。当会の事業の見学、植樹などをおこないながら環境保全活動に参加、現地の人々と交流して相互理解をふかめます。
2-3. 広報・地球市民学習事業
広報推進
ホームページやブログなど、インターネットを活用した広報活動を充実させます。また、会報「シャングリラ」の中身の充実を図り、現地活動の様子を報告します。
地球市民学習事業
7月25日・26日(1泊2日)ヒマラヤ山麓植樹100万本達成記念報告会を開催します。会場は、ネパール・ポカラ市の姉妹都市協定を結んでいる長野県駒ケ根市を企画しております。催しには、ヒマラヤ保全協会の活動にご尽力頂いた方々をはじめサポーターの方々と集い、活動の報告とともに、ご支援への感謝の意をお伝えし、100万本達成を共に祝いたいと思います。
2-4. ネットワーク・研究・提言
(1)ネットワーク
ネパールNGOネットワーク(4N)の事務局業務は、2014年度からは、会計業務、事務局業務の全てを独立されるという運びになる(正式には、2014年度4N総会で決定)とのことで、ヒマラヤ保全協会は昨年度まで事務局業務協力を終了することになしました。これに伴い、4Nの活動に関する金銭および個人情報の全てを4Nに引き渡しました。
ヒマラや保全協会は、今後も、日本の国内企業・他の国際協力NGO団体と活動状況をシェアし、日本社会がNGOに求めている事を理解し活動を推進します。
(2)研究・提言
ヒマラヤ保全協会創立者:川喜田二郎先生の教えを振り返り、KJ法を更に有効活用し、当協会ならではの国際協力スタイルを推進していきます。
(3)新事業調査
ヒマラヤ保全協会の今後の事業の下調査、次回プロジェクト立ち上げに向けての準備を推進します。