1. ネパール現地事業
1-1. 生活林づくりプロジェクト(第3フェーズ)
<<< 第3フェーズのポイント >>>
(1)新プロジェクト地において植林活動を軌道にのせます(目標2万5千本)。
(2)森林資源を有効に活用しながら住民の生活を改善し、環境調和型の生活基盤をつくります。
(3)ヒマラヤ本来の自然林(原生林)を保全します。
ネパール西部のパルバット郡およびミャグディ郡の新プロジェクト地(サリジャ村・ナルチャン村)において、森林を再生し自然環境を保全するとともに、地域社会を活性化させることを目的として、2005年に建設した苗畑の運営を強化し、植林地への植樹活動を軌道にのせるとともに、地域の森林資源を有効に利用して、紙漉(ロクタ紙加工)施設と織物(イラクサ加工)施設を整備し、住民の収入向上計画をすすめます。
1-2. エコ・プロジェクト(ゴミ処理・観光ルート美化)
ネパール西部のミャグディ郡のタトパニ村とナルチャン村において、ゴミ箱およびゴミ集積場を建設し、環境教育を実施することにより、地域の環境保全と観光地美化をすすめ、地域の環境と住民の健康をまもるとともに、観光資源の破壊をくいとめ、環境調和型の観光開発をめざします。キーワードは「環境」と「観光」であり、ヒマラヤ保全協会の「エコ・プログラム」として今後継続的にとりくんでいきます。
1-3. 新規3ヵ年計画の立案
2009年度からはじめる新規3ヵ年計画を立案するために、新プロジェクト候補地(ベガ村、ドバ村、ラク村など)のフィールドワーク(現地調査)をおこないます。年度末には新しい計画を立案します。
1-4. その他の事業
教育支援プログラム:ネパールのめぐまれない子供たちに奨学金を支給します。
保健衛生プログラム:15~30歳の人々を対象に、HIV/AIDS保健衛生プログラムを実施します。
2.国内事業
2-1.国際交流・理解促進事業
日本人がボランティアとしてネパールに行き、ヒマラヤ保全協会の事業を見学、植樹などをおこないながら環境保全活動に参加します。
(1)第21回スタディツアー:2008年8月27日~9月7日(サリジャ村)
(2)第15回ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール:年末年始(プンヒル~ナルチャン村)
2-2.広報・地球市民学習事業
(1)広報活動の充実
・ホームページとブログをたえず更新し、内容を充実さます。
・会報「シャングリラ」の内容を充実させます。
(2)イベントの展開
会員相互の親睦をはかり、さらに、ネパール・ヒマラヤ、環境保全、異文化、国際協力などについて理解をふかめるために以下のイベントを実施します。
・ネパールサロン
・ネパール家庭料理教室
・エコ・ハイキング
・グローバルフェスタ2008に出展
・参画型アプローチ講座
・地球市民講座
2-3.財政再建
キャンペーン「100円で、1本の木が植えられます」をおこないます。