特定非営利活動法人ヒマラヤ保全協会は長年にわたり、ネパール西部の山村において、森林保全を中心とした環境保全事業ならびに地域活性化事業を、ヒマラヤ保全協会-ネパールをカウンターパートとして、地域のニーズ調査と問題解決の方法にもとづいて実施してきました。この過程では地域住民からの信頼が大きなささえになっていました。
このたび、ヒマラヤ保全協会は、2005年度から実施した3ヵ年計画(2005-2007)の成果を踏まえ、理事・公募会員からなる中期計画検討委員会を設置し、あらたな「3ヵ年計画(2009-2011)」を検討・策定しました。
本計画は、ネパール現地事業と国内事業とから成り、ネパール現地事業においては森林保全・環境保全事業に、国内においては活動資金の獲得(財政再建)に重点をおいています。現地事業では、「生活林プロジェクト」と「エコ・プロジェクト」を実施し、地域住民が主体になった自然環境保全を推進していきます。また、カリガンダキ川西岸のダウラギリ地域においてあらたにプロジェクトを開始します。国内事業では、関連組織との共同事業をすすめるなどして事業資金のさらなる獲得をめざし、一方で、各種イベントや広報体制を改善して会員の参画を一層うながします。