10月7日、アミナコレクション社員総会にて、
ヒマラヤ保全協会事務局長が講演いたしました!
小さな頃からアミナコレクションファンである事務局長が語る
「アミナコレクションさんのフェアトレード性」とは…。
1.アミナコレクションの商品の向こう側にあるもの「フォークロア(民俗)」
小さいころからアミナコレクション(以下、アミナ)さんの商品に親しんで来た事務局長は、
商品より何か熱い炎のようなものを受け取っていたとのこと。
振り返るとそれは、フォークロアの炎でした。
2.ネパールの生産地でみたフェアトレード
そのフォークロアの炎に突き動かされ、ネパールへ行った事務局長が、
青年海外協力隊時代にみたものは、
「フェアトレード バイヤー」として来るものの
他の企業のバイヤーと違い、
生産者側の視線や声に耳を十分に傾けてられていない団体などが存在し、
長期的な関係を築くのではなく1回のみの注文や、短期間の無理な大量注文、不当な値下げ交渉などが
がまだまだ行われていた現状でした。
3.生産者の声に耳を傾ける
一方、アミナさんのカレンダー製造過程で行われた現地生産者との打ち合わせに参加させて頂いた際に感じたのは、
アミナさんが、商品を現地で生産者と一緒に創っているということ。
生産者は、アミナさんからのデザインのオーダーを楽しみながら、
商品から学ぶ事があるから、自ら「やりたい」と思っている様子でした。
生産者に無理な押しつけはせずに、買う側創る側が、お互いに本気のぶつかり合いが出来る程、
そこには、関係が良好で、継続的な活動をする努力を相互にしあう姿がありました。
決して、この関係が出来上がるまでに、長い時間をかけてきたのだと思われますが、
現にここに生産者の声に耳を傾け、お互いに創造しあっている現場だったのです。
4.商品を通じて、生産者が得られること
ヒマラヤ保全協会の紙すき事業で作られた紙は、
1枚1枚が女性達の手で色が塗られ、カレンダーになっています。
実際は、安い賃金で働いている女性達ですが、
事務局長が彼女たちに聞いてみたところ
「カレンダーを塗ることが、楽しくてしょうがない。これが1枚1枚お金になっていることに喜びを感じる」とのこと。
女性達が稼いだ賃金自体は、安価なものであろうと思われますが、
その賃金により彼女達は子供達を養ったりするのに使い、
日々の生活で感じれる喜びを与えるものであろうと感じました。
5.アミナコレクションのフェアトレード
注文者や生産者の想いが込められた商品は、日本に持ちかえられ
アミナさんの店長、各店舗スタッフさんを通して、
そのフォークロアの炎とともに
日本や世界各地の消費者の手元に届いています。
アミナさんは、
何十年も前から、生産者に耳を傾けお互いに創り上げる関係を築き上げていました。
つまり、フェアトレードという言葉が広まる前から、始めていたのだと思います。
今後もこのフォークロアの炎をたくさんの方に届けて頂けたらと思います。
広報担当より
事務局長とともに、総会後の懇親会までお邪魔させて頂きました。
出席者は各店舗の店長さん達だったのですが、外を歩いていてもすぐに”アミナの方”とわかってしまうような
風貌と雰囲気の皆様方…。
その方々が一挙に同じ箇所に集まると、良い意味で異様な雰囲気に包まれていました(笑)
話を聞くと、アミナコレクションさんが伝えたい”想い”のようなものを
共有し、伝承されていると確信しました。
これって企業として本当に凄いことだと思います。
ヒマラヤ山麓の現地の村人の声を聞き、
植林を通して、ヒマラヤを守りそこに根付く村人の生活を守っている
ヒマラヤ保全協会
生産者とともに創り上げた商品などを通じて、フォークロアを伝えている
アミナコレクションさん
お互いの恊働に新たな可能性を感じた講演でした!
今後、「事務局長から現地の話を聞くお話会」など、
ヒマラヤ保全協会の活動や、ネパールやヒマラヤの魅力などお伝えする会を開催したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!