森林保全プロジェクト

モッティさん

2006年11月2日~7日にかけて、サリジャ、ナンギ、ナンギ、ラムチェ、アウロの各村を訪問し、森林保全プロジェクトの進捗状況を確認しました。

1.サリジャ村
 苗畑では、来年植林する苗(飼料木、材木用)が適切に育てられていました。今年の雨期1ヶ月間に、村人170世帯の参加で約15,000本を植林しました。アルゲリ(ミツマタ)、マヤ(飼料)は特に順調に育っています。松の苗には、ヒマラヤ保全協会・森林保全アドバイザーの寺川幸士さんの指導にしたがいいマイコライザー(共生菌)を使用し、また、ネパールハンノキは涼しい所、松は日の当たる所に植えました。

ミツマタ

2.ナンギ村
 村人、学校の生徒(約100人)、外国人ボランティアなどが協力して植林し、多くの森林が再生していました。苗畑管理人モッティさん、区長タマン・テリジャさん、学校の先生、村の女性に植林の意義や成果についてインタビューしました。モッティさんからは、
「森が蘇り、薪集めも楽になりました。日本の皆さんありがとう」
とのメッセージがありました。また森林をビデオに記録しました。

3.ラムチェ村
 村周辺に森林が再生されていました。ビデオを撮影しました。

リル=プンさん

4.アウロ村
 村周辺に再生された森林を撮影しました。苗畑管理人チャンドラ氏に植林の成果と意義をインタビューしました。雨期に村の真上で地滑りが起きて危険な状態になっており、防災対策が必要になっていることがわかりました。