ヒマラヤを中心にして、世界のひろがりをとらえなおしてみよう!
<ヒマラヤとネパールの位置>
ヒマラヤは、南アジア、インド亜大陸の北部に位置し、ネパールは、ヒマラヤの中心部、その南側斜面に位置します。
ヒマラヤとは古代インドで使われたサンスクリット語でヒマ(Hima)とアラーヤ(Alaya)というふたつの言葉がむすびついたものです。ヒマとは「雪」、アラーヤは「棲家、家」の意味があり、あわせてHimalaya(雪の棲家)となります。
ヒマラヤとは古代インドで使われたサンスクリット語でヒマ(Hima)とアラーヤ(Alaya)というふたつの言葉がむすびついたものです。ヒマとは「雪」、アラーヤは「棲家、家」の意味があり、あわせてHimalaya(雪の棲家)となります。
<ネパール周辺図>
ヒマラヤは、西のパキスタン北部インダス川上流域から、東のブラマプトラ川大屈曲点(ブータンの東方)まで、東西約2400kmにわたってのびています。その南北幅は200~300kmで、面積は59 万4400平方kmです。ネパールは、ヒマラヤの中心部に位置し、南側のインドと北側の中華人民共和国(チベット自治区)のふたつの大国にはさまれています。東西は約800km、面積は14万7181平方km(北海道の約2倍程度)です。
<ネパール全図>
ネパールの首都はカトマンドゥ、標高は約1300メートルです。ネパールの南部地帯は、ガンジス平原の一部であり、低いところは標高約60メートルしかありません。一方、北部の国境沿いには、「世界の屋根」ヒマラヤ山脈が峰々をつらね、世界最高峰・エベレストの標高は8848メートルです。
<ネパールの国旗>
ネパールの国旗は特徴的な形をしています。これは、王家と宰相家が使用していた2つの三角旗を組み合わせたことに由来しており、同時に、ヒマラヤの山並みもあらわしています。国旗の上部の月は王家を、下部の太陽は宰相をしめし、太陽や月と同じくらい国家が末永く繁栄するようにとの願いがこめられています。国旗の真紅は、ネパールの国花・シャクナゲの色、それはネパールのナショナルカラーであり、縁取りの青は空あるいは平和をあらわしていると言われています。国旗を見るだけでもネパールに関する理解が格段にすすみます。