ダウラギリ
ダウラギリ山

山岳エコロジースクールは、世界の屋根・ヒマラヤのふもとで開催します。写真はダウラギリ山(8167m)です。今回の開催地からよく見えます。

~体感!エコロジーライフ in ヒマラヤ~

– 氷河の見える秘境の村・ナルチャン村へ行こう!-

【日程】2006年12月22日(金)~2007年1月8日(月) > くわしい日程はこちらです
【場所】ネパール西部、ミャグディ郡ナルチャン村


★ 山岳エコロジースクールのテーマ:環境保全 -世界の屋根ヒマラヤを守れ!- ★

スクールのポイント

(1)ヒマラヤをトレッキングし、山村にホームステイします。
(2)ヒマラヤ保全協会の国際環境協力の現場を見学します。
(3)ヒマラヤ保全協会の森林保全・環境保全プロジェクトに参加します(苗木の世話など)。
(4)KJ法をつかって、現地の人々ともに環境問題に取り組みます。

※KJ法とは、ヒマラヤ保全協会創設者の川喜田二郎が創案した創造的問題解決手法です。
ナルチャン村
ナルチャン村

ここは、今回ホームステイするナルチャン村です。心やさしい人々がのんびりと暮らしています。集落の周囲では森林の後退がすすんでいます。

<私も参加しました!>

参加の理由はただ一つ。「なんだかおもしろそう!」だけ。でも得たものはとても大きかった。人とのふれあい、ネパールという国、環境と開発、そして日本、自分。ふとした決断が私の世界を広げ、その後の進路を大きく決めました。(20代女性・第1回、第2回参加)
 山岳エコロジースクールそのものでの体験ももちろん貴重な体験でしたが、山岳エコロジースクールに参加して、いろんな職種・年代の方々のお話を聞くことができたことも貴重な時間となりました。(20代女性・第8回参加)
 最後には「私達は今後どう生きるのか」という真剣な自己への問いかけを得ることになりました。(40代男性・第4回参加)
 言語による交流でなく、心による交流ができたと思う。(50代女性・第9回参加)

◆ その他の参加者の声はこちらです

< おすすめします>

川喜田二郎(ヒマラヤ保全協会名誉会長・東京工業大学名誉教授・KJ法創始者)

 自分のこの足、この手、この目で、ヒマラヤの山河に触れる。その山村の人たちと交わる。そこから与えられ、学ぶと共に、何かを寄与する。こんなすばらしい苗育てに、皆様を仲間としてお迎えすることは大変な喜びです。

ナルチャン村の子供たち
ナルチャン村の子供たち

ナルチャン村の子供たちは元気がよいです。貧しくともたくましく生きる子供たちにも出会うことができます。

「山岳エコロジースクール」ってなに?

■環境保全を学ぶ
 森林保全事業など、ヒマラヤ保全協会のプロジェクトを実際に見学。ヒマラヤの環境保全と国際協力について学びます。苗木の世話などを手伝いながら、自然の中でくらす知恵や技術を記録します。こうして、私たちの暮らしを問い直していきます。

■村人と出会う
 大自然の中でトレッキング。ヒマラヤのふもと、のどかな山村でホームステイし、心やさしい村人たちと共に生活しながら交流します。ヒマラヤで暮らす人々との出会いは、生涯わすれられない思い出になるでしょう。

■何ができるか考える
 近代化と人口増加の影響で環境の破壊と伝統文化が衰退し、本来は豊かであったヒマラヤの人々の暮らしは危機的状況になっています。村人たちが直面する問題に触れ、同じ地球人として私たちに何ができるか、共に考えます。

★誰でも参加できますか?
 ヒマラヤやネパールが好きな方、トレッキング・ファン、環境保全や国際協力、NGOに興味のある方、みんな大歓迎です。今までに、17歳から60代のベテランまでのべ230名が参加しています。

ナルチャン村の苗畑
建設がすすむ苗畑

ヒマラヤ保全協会は、ここナルチャン村で昨年より苗畑建設をはじめました。苗畑の整備は徐々にすすんでいます。ここでそだった苗木は周辺の植林地に植えられます。

ネパール夏のスタディツアーよくある質問

Q1 ホームステイする村では、どんなことをするのですか?

A 村の皆さんと似たような生活をして、ネパールの家庭料理を食べ、気楽に交流します。滞在中は、ヒマラヤ保全協会の事業地見学、植樹、村内見学、地元の学校訪問などを予定しています。また、ツアー参加者の希望もとりいれて、村人との交流イベントもおこないます。このようなことを通して、楽しみながら、ネパールやヒマラヤについてよく知っていただくことができます。

Q2 冬のネパールの気候はどんな感じですか、服装はどうすれば良いですか?

A ネパールの冬は乾季ですので雨はめったに降りません。朝晩は冷え込みますが日中は暖かくとてもすごしやすいです。日本の関東あたりの冬の服装があれば十分です。ただし寝袋は用意してください。

Q3 一人でも参加できますか? 参加者層はどんな方々ですか?

A お一人でも参加できます。大多数の方はお一人で参加されています。高校生、大学生、社会人、主婦など多彩な方々が参加しています。中でも20〜30代の女性や退職後の熟年層が元気です。ぜひ、違う世代や仕事以外の友人をつくるチャンスにしてください! また、毎回半数近くが首都圏以外からの参加者(北海道から九州まで)です。今回も、全国各地からの参加者お待ちしております!

Q4 ホームステイ中、日本語しかしゃべれないので不安なのですが・・・。

A ヒマラヤ保全協会のスタッフが同行し、通訳をしますので安心してください。家庭では、カタコト英語やネパール語が中心になります。ぜひ異文化交流にチャレンジし、思い出のウルルン体験をしてください。もちろん、困った時はすぐにスタッフを頼ってくださいね。ヒマラヤ保全協会事務所では事前にネパール語入門講座をおこないます。

Q5 村での生活環境はどんな具合でしょう?

A ネパール人は概して歌や踊りが好きで、人なつっこい人々といわれています。多くの人々は農業を営んでいますが、商売や勤め人も結構います。電気や水道は一定ありますが、量も質も日本ほどは安定していません。トイレは別棟になることもあります。素朴で親切な村人のもてなしが、きっと最高の思い出になることでしょう。

Q6 予防接種は必要ですか? 健康管理の注意はありますか?

A 特に必要はありませんが、ご希望の方には接種場所・種類などの情報を提供いたします。体調を整えての参加をお願いします。健康管理は、各自一人一人の心構えが基本ですが、当会スタッフのアドバイスにしたがってください。生水は飲まないで、ミネラルウォーターや沸騰させたお湯を飲んでください。生野菜も食べないでください。

Q7 ホストファミリーにお土産は必要ですか?

A ホームステイ先には、食費などの必要経費はヒマラヤ保全協会から支払ってありますので、特別には必要ありません。ただし、気持を伝えるために、簡単なプレゼントをすると喜ばれるでしょう。その際は経済的な価値のあるもの(カメラ、時計など)は避け、日本文化を伝える絵はがき、お菓子、お餅、みそ汁などがよいでしょう。家族・友人の写真などを見せるのもよいでしょう。

Q8 ツアー中、お金はどのくらい必要ですか?

A 日程表に記されている回数の食事は参加費に含まれています。これ以外の食事と、飲み物は各自負担になります。ネパールの物価は安いので、観光地で食事をしても日本の1/4~1/2程度で十分間に合います。日本へのおみやげも手工芸品などは手頃な値段です。その他、旅行条件に載っている空港税やビザ代などが若干かかりますので、各自ご確認ください。

Q9 ツアー前後、ネパールに滞在できますか?

A 団体行動が原則ですが、ツアー終了後に限ってご相談に応じます。滞在延長に関わる経費負担や、万一の際の責任の所在は参加者個人に属しますので、あらかじめご了解ください。飛行機の予約などご希望に添えない場合がありますので、お早めにご連絡ください。

Q10 ネパールの治安はどうですか?

A 現在、ネパールの情勢はとても安定し、治安はかなりよいです。夜おそく出歩かないなど、基本的なことをまもっていればまったく問題はありません。ご安心ください。

・渡航先の衛生状況については、厚生労働省「検疫感染症情報ホームページ」でもご確認ください。
・渡航先(国又は地域)によっては、外務省「海外危険情報」等、国、地域の渡航に関する情報が出されている場合があります。お申し込みの際に販売店より「海外危険情報に関する書面」をお渡しします。また、「外務省海外安全ホームページ」でもご確認ください。

ヒマラヤの夜明け
ヒマラヤの夜明け

トレッキングの途中で越えるゴレパニ峠、景勝地プンヒルから見る「ヒマラヤの夜明け」は、天地開闢(かいびゃく)をおもわせる絶景、一生の思い出になります。