ヒマラヤの大自然を未来につなぐ国際環境NGO

　今回のネパール料理教室は、「チョエラ」（肉のスパイスあえ）と「スタミナ野菜炒め」をつくり、夏バテに負けない美味しさを味わっていただきました。「チョエラ」は、ピリ辛でくどくない食感が美味しさの秘訣でした。「スタミナ野菜炒め」は、野菜数種をネパール風に炒めました。今回はどちらもスパイスの使い方がポイントになり、主要なスパイスとその使い方、効用についてたのしく学びました。当日は、ネパール特製スパイス、ネパール紅茶、ヒマラヤ岩塩などの即売もおこないました。

　今回も多数の方々に参加していただき、講師の石崎さんも舌好調でした。メニューはネパール風野菜炒めと、チョエラ（肉のスパイスあえ）です。にんにくの芽をスパイスたっぷりに炒め、またチキンのチョエラもカットトマトやゴーヤとあわせていただくといっそうおいしくいただけました。皆さんもおうちで作ってみてはいかがでしょうか。ネパール人のラジブさん、ビケスさんにもおいでいただき、食のほかにもネパールのことについて沢山のお話が飛び出しました。また、料理研究家の清絢さんが参加してくださり、今回の料理についてウェブマガジンに掲載してくだいました。料理教室はまた開催する予定です。皆様、是非いらしてください。（佐久間記）

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ネパール家庭料理教室《オリジナル・レシピ》

■ ネパール風スタミナ野菜炒め

【材料】

• にんにくの芽一束
• にんにく３かけら
• 油大さじ４～５杯
• きのこ（まいたけかエリンギ）まいたけなら４かたまり、エリンギなら大６本
• ターメリック、塩、クミンパウダー少々ずつ

＊ お好みに応じてトッピングのカットトマトかゴーヤのみじん切り炒めもアリです。

【作り方】

1. 野菜をカットする。
2. 油大さじ４杯くらいをフライパンであたため、にんにく３かけらをスライスしたものを入れる。
3. にんにくが色づいてきたらターメリックを大さじ1/3入れる。
4. ３に４cm長にカットしたにんにくの芽を入れる。
5. きのこを入れる（まいたけなら軽くほぐす程度）（エリンギなら５cmくらいの長さの縦切りにしたもの）。
6. 中火で６～７分炒め、味見をする。お好みにより、塩加減を調整する。クミンパウダー大さじ１杯も入れる。
7. スパイシーがお好きな方は、塩とスパイスを少し足せばOK!

＊お好みにより、カットトマトやゴーヤのみじん切り炒めをトッピングするとスタミナアップします！（ゴーヤはスライスしたものの炒めでもOKです！!）

（調理時間17～20分）

■ チョエラ（６～７人分）

＊ネパールではチョエラといえばマトンですが、今回は新鮮なマトンが入手できないため、たまに（食にうるさい家庭で）食されることのあるチキン・チョエラを作ります。

【材料】

• 肉700gぐらい（とりムネ肉）
• たまねぎ大1個、中なら1.5個
• ターメリック少々
• チリパウダー少々
• 塩少々
• 油大さじ５杯弱
• メティ大さじ１杯
• クミンパウダー（ジラ）大さじ１杯少々
• にんにく５かけらとしょうが３cm四方くらいのペースト

【作り方】

1. 鶏肉を水にかぶる程度で蒸し焼きにする。（煮てもよいが、今回は蒸し焼き）やや強火でその際、ターメリック大さじ1杯弱を入れる。
2. ６～７分くらい蒸し焼きにしたら裏返し、さらに７～８分蒸し焼きにしてよい（途中、水を足してもOK）。
3. 肉をさき、きちんと火が通っていたら、火からおろす。
4. ３を皿に移し、冷ましておく（時間がなければ水をかける）。
5. たまねぎをさいの目くらいにカットし、大きいボウルに入れておく。
6. にんにくとしょうがのペーストをあえ、水40ccくらいで溶く（おろしがねでペーストにしても可。ミキサーでも可。どちらもなければ市販のペーストでも可）。
7. 冷ました肉を厚さ1cm、幅2.5cm四方くらいに切り、ボウルのたまねぎと混ぜる。
8. ７に６のペーストを入れ、混ぜながら塩大さじ１杯弱を入れ、さらに混ぜていく。
9. ８にクミンパウダー大さじ１杯少々とチリパウダー小さじ１杯も入れ、よく混ぜる。
10. フライパンに大さじ５杯くらいの油を熱し、そこにメティ大さじ１を入れ、熱す。
11. メティが黒くなったらターメリック大さじ1/2くらいを入れ、さっと混ぜ、すぐ火を止める。
12. １１をボウル９に入れ、よく混ぜて、出来上がり。味見をして、スパイシーなものがよければ、チリパウダーを少々足します。

（調理時間40～45分）