《第32回 ネパールサロン》森林および環境破壊の現状 -エベレスト街道展望-
エベレスト
タンボチェからエベレストをのぞむ

昨年度にひきつづいてエベレスト街道の現地調査をおこないました。言うまでもなくエベレスト街道はヒマラヤトレッキングのメッカ、非常にたくさんのトレッカーがエベレストを間近でみるために続々とのぼってきます。このため、環境は、オーバーユースとなり破壊されてきています。

今回は、エベレスト街道の拠点であり、多くのトレッカーにとってエベレスト街道の入り口にあたるルクラを境にして、2つのステージに分けて調査をおこないました。

ルクラの下、カリコーラ村はシェルパ人の村ですがマガール人やライ人も住んでいます。ルクラから上の地域とはちがい国際環境団体は入っておらず、森林破壊がすすんでいます。

一方、ルクラから上の地域では苗畑が3カ所に設置されていました。国立公園内では、森林や野生動物などはよく保護されていました。ここではゴミや汚水処理などが問題になっています。

今回は、環境問題の視点からエベレスト街道をとらえなおしました。

【日 時】2011年1月22日(土)15:00〜17:00
【会 場】ヒマラヤ保全協会事務所 > JR代々木駅徒歩10分
【話題提供】渡邊敏雄(IHC理事)& 成田晶江(IHC会員)
ヤク
“パンダ” ヤク(ヒマラヤ牛)
エベレスト街道に集合した人々
エベレスト街道に集合した人々
カリコーラ村
カリコーラ村

■ 関連サイト
シェルパとの出会いを通してヒマラヤをとらえなおす
> シェルパとの出会い -エベレスト街道入門-