今回は、「チョウメン」(スパイシー・ネパール風やきそば、左写真)と「ミタイ」(今回はネパール風ホットケーキ)をつくりました。毎回恒例の「ネパール・ミルクティー」とともにたのしみました。
また、ネパール特製スパイス、ネパール紅茶、ヒマラヤ岩塩の即売もしました。
【日時】2007年11月17日(土)13:30~17:00
【会場】渋谷区・神宮前区民会館3F(神宮前出張所)
【メニュー】チョウメン(ネパール風やきそば)、ミタイ(今回はネパール風ホットケーキ)、ネパール・ミルクティー
【講師】石崎めぐみ(ヒマラヤ保全協会会員)
【即売】ネパール特製スパイス、ネパール紅茶、ヒマラヤ岩塩、他
<講師紹介>
本格的ネパール料理を長年指導しており、ネパール料理にはかなりのこだわりを持っている。特に、ネパール文化の中枢をきずいた”ネワール人”の料理と文化にくわしい。ヒマラヤ保全協会の活動に古くから参画している。
講師から一言
ネパール家庭料理教室の講師の石崎めぐみです。皆様、初秋の日々、いかがお過ごしでしょうか。今回は少し趣向を変えて、麺類とおやつを作りたいと思います。
麺類のほうはネパールでも食べられる「チョウメン」を、日本でも気軽に作れるように「ネパール風焼きそば」として、実演したいと思います。日本や中華系の焼きそばとはまた違った、現地の風味が生きるマサーラ(スパイス)焼きそばをお楽しみ頂けたら、と思います。
また甘いおやつはネパールやインドで「ミタイ」と呼ばれ、沢山の種類があります。今回は日本でいうところのホットケーキみたいな感じの「ミタイ」を作りたいと思います。材料は日本でも手に入るものを使います。勿論、ヒマラヤ保全協会恒例の「マサーラミルクティー」が付きますので、健康面でもバッチリ☆です。
当日はこれまた恒例の、ネパール人アシスタントも来てくれる事となっておりますので、料理や料理以外の質問、雑談、何でもアリ!です。
何卒よろしくお願い致します。(2007/11/17)
ネパール家庭料理教室《オリジナル・レシピ》
■ チョーメン
【材料】(3~4人分)
- 焼きそばの麺:3つ
- タマネギ:1個
- 細切りタケノコ:1パック
- ピーマン:3個
- 鶏肉:200~250g
調味料:各少量ずつ
{塩コショウ、ターメリック、ガラムマサラ、チリパウダー}
- 油大さじ:5杯くらい
- にんにく:6かけら
- トマトケチャップないしはカットトマト
【作り方】
- にんにくは細かく刻み、鶏肉、タマネギ、ピーマンは細切りにする。
- フライパンを熱し油を注ぎあたためる。
- 2にきざんだにんにくを入れ、2分くらいいためる。
- 3にターメリックをさっと入れ、こがさないように熱する。
- 4にタマネギを入れて2~3分いため、そこに鶏肉も入れ、5~6分炒める。
- 5にたけのこ、ピーマンを入れ、3~4分炒める。
- 下味をつける・・・ガラムマサーラ小さじ山盛り一杯、塩は軽くまぶす程度。チリパウダーはさっとふる。
- 7が少ししんなりしてきたら、水に軽くくぐらせた麺を入れ、3~4分炒める。
- 味を調える・・・辛く仕上げたいなら塩とチリ、こくを出したいならガラムマサーラ。
- 出来上がりにカットトマトやケチャップをかけると美味しさ倍増です。
- *具に入れる野菜はそれぞれですが、日本のようにキャベツはあまり入れません。
- *肉は鶏肉の細切りがポピュラーです。
- *現地では麺は市販の乾麺をもどしたものや、小麦粉で作った太麺をよく使います。
- *油は比較的たっぷり使います。
■ ミタイ〔今回はシナモン風味の焼き菓子〕
【材料】
以下の配合{ミニホットケーキ8個分}を基準にそれぞれ用意します。この倍量くらいが一班分くらいになります。
- 小麦粉:軽量カップ目盛300
- アーモンドプール{パウダー}:目盛100
- 砂糖:目盛100
- シナモンパウダー:大さじ山盛り2杯
- 油・・・フライパンに小3個ずつくらい焼くのに:大さじ6杯くらい
【作り方】
- 小麦粉、砂糖をふるいにかけ、ボウルに入れる。
- 1にアーモンドプールとシナモンパウダーを入れ、かきまぜていく。
- 2にとろみがつくくらいの水を入れ、しっかりと混ぜる。
- 3に油をおたま一杯弱くらいをフライパンに流し、中火で片面3分ずつくらい焼いて出来上がり。
- *冷めても美味しいです。
- *ネパールやインドは甘いお菓子全般をミタイと呼びます。ミタイは沢山種類があります。
- *焼き菓子や揚げ菓子は、各家庭でオリジナルの配合の粉で作る時もあります。
レシピの商業的使用はお避け下さい。
Copyright (C) 2007 Meguni ISHIZAKI
参加者の感想
ネパール料理、おいしかったです。
スパイスがきいて興味深い味でした。
手軽にできるのもよいです。
スパイスの使い方がわかりました。
ミタイはおやつとして友達や子供につくりってあげます。
ネパールに興味をもつきっかけになると思います。是非行ってみたいです。
彼がネパール人なのでネパール文化に興味があります。今度つくってあげようと思います。
先生のお話も楽しかったです。
先生もスタッフの方々もとても楽しそうでよかったです。
また是非参加したいです。
ダルバートやモモも勉強したいです。
★ネパール家庭料理教室の参加費は、ネパール・ヒマラヤの森林保全・環境保全事業をすすめるためにつかわせていただきました。ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
ネパール料理教室当日の写真
石崎先生と、アシスタントのビケス=バジュラチャリヤさん、ラジブ=バジュラチャリヤさん
さっそく、調理実習です
歓談もたのしい!(ネパール人のお二方と)
先生に質問
ネパールのミルクティーにはこくがある
“ミタイ”、ミルクティーと一緒に食べると最高です!
おしゃべりをしながらの食事はとてもたのしい!
先生が、ネパールの食文化について解説します
ネパール特性のニーム(薬用)せっけんを販売しました
新鮮なスパイスと紅茶の販売は毎回恒例です