2006年7月1日、ヒマラヤ保全協会事務所にて、ネパール料理教室(第1回)「ネパールのミルクティーと軽食」が開催されました。
当日は、スパイスのきいたおいしいネパール・ミルクティーの入れ方と、ネパールでよく食べられる軽食の一つサモサの作り方を実習し、ネパールの食文化について理解を深めました。
ネパールのミルクティーにはCTCとよばれる粒茶をつかいます。これに、ミルクティー専用のスパイスを入れると風味が増し独特の味わいになります。サモサは、ゆでたジャガイモをスパイスで味付けして、小麦粉でつくった皮で三角錐状につつみ、食用油でさっくりと揚げた軽食です。以下に、サモサのレシピをしめします(注)。
■ サモサのレシピ
【材料】(18~20個分)
<皮>
- 小麦薄力粉5:強力粉1の割合で2カップ+少々(1カップは300cc)
- サラダ油大さじ2
- 塩、少々
- 水100cc+こねてかわいたものに適宜混ぜる
<具>
- じゃがいも中6~7個
- 鳥ひき肉250g
- グリンピース1袋(40~50g)
- しょうがは梅干大強
- にんにく2かけら
- ガラムマサラ小さじ1
- ターメリック・パウダー小さじ1
- クミン・パウダー小さじ半分
- チリ・パウダー小さじ1弱
- 塩少々
- 炒め用の油
- 揚げ油
【作り方】
- じゃがいもはゆでて皮をむき、1cm角程度に切る。
- グリンピースがゆでてないものの場合はゆでる。
- しょうがはすりおろし、にんにくはつぶしておく。
- フライパンに油を入れ、ひき肉をいため、塩をひとつまみ入れ、薄く味をつけておく。
- 肉をいったん皿に移し、フライパンを火にかけ、クミンパウダーとターメリックパウダーをはじけさせておく。
- 5に、しょうがとにんにくを入れ軽く炒め、じゃがいも、グリンピース、肉を入れ、さらに炒める。
- 6の味を、塩ひとつまみ強とガラムマサーラ、チリパウダーで整える。
- ボウルに皮の材料を入れ、水を加えながらこねていく。
- 8を耳たぶくらいの固さに練り、ピンポン玉強の大きさに丸め、手のひらで楕円形にする。
- 台に小麦粉少々をふり、楕円形にしたものを、のばしていく。
- 10が18×13くらいの楕円形にのびたら、半分に切る。
- 11の切り口を合わせ、おさえていく。
- 12のふちに水を塗っていき、コーンカップの形にする。
- 13の中に具をいれ、ふち同士をきちんとおさえ閉じる。
- 合わせたふちをフォークの先でおさえるときれいな感じになる。
- 鍋に油を熱し、うっすらきつね色に揚げる。
(注)当日は、ヒマラヤ保全協会会員の石崎めぐみさん、在日ネパール人の栗原ガンガさんにご指導いただきました。